◆2023年1月に、約8年の実施してきた情報オリンピック対策講座の使用教材と指導方法を一新しましたが、9月にさらに見直して改定しましたのでご紹介します。
以下のような内容になっております。
灘高校生や開成高校などの生徒さんがメダルを取ることで知られている数学オリンピックや物理オリンピック。
この2つのオリンピックに並んでプログラミングのコンテストである情報オリンピックがあるのはご存じでしょうか?
札幌WEBプログラミングスクール 中学生・高校生コースでは、約10年、情報オリンピックのためのC,C++言語プログラミング講座を開講し全国の進学校に通う中高校生に受講していただき好評を得て来ました。
現在も多数の全国の中学生・高校生が札幌WEBプログミングスクールの情報オリンピック受験対策講座を受講されています!
2023年1月からは、今プログラム開発で最も使用されている言語となった人工知能=AIシステム開発用言語、Pythonによっても予選が受験可能となったこともあり、Python言語での受験対策授業の受講も可能となりました。
つい最近まで情報オリンピック受験対策参考書としては『プログラミングコンテンスト チャレンジブック』しかありませんでした。
札幌WEBプログラミングスクールでも、このテキストを中心として受験対策授業を行って来ました。
しかし、最近はC,C++言語で例題プログラムが記述されたテキストで、『プログラミングコンテンスト チャレンジブック』の他にも情報オリンピック対策参考書が複数出版されたため、1月からこちらのテキストを使用して、インターネット上の参考となるサイトも使用しながら授業を進めていきました。
そのうちの一冊が『競技プログラミングの鉄則』です。
この本は現役東大生で、筑波大学付属駒場高校時代にAtcoder(情報オリンピック受験生用のプログラム検査、採点サイト)のレッド・コーダー(最上級レベルプログラマ)になった米田 優峻さんが書かれた本です。
図も豊富で一見分かりやすそうですが、けっし易しくはありません。
独学などでこの本を購入し受験勉強をしている中高校生も多いと思いますが、独力で二次予選を高得点で突破できるレベルの人はどんどん読み進んでいけるでしょうけど、そうでない人は、トップクラスの進学校に通っている高校生でも読み進むのにかなり苦労すると思います。
Amazonの書評でも、「この本を読んでも実際にコーディングは出来ないと思います。なぜかと言えばコードの重要な働きの説明が抜けている箇所がまあまああるからです。
コードはアルゴリズムのみにあらずです。理解するためには自分でコードを書いて理由を発見しなければなりません。」
とありますが、これも例題プログラムの肝心なところ(コード)の説明がすっぽり抜けているという事ですね。
情報オリンピックの二次予選を突破し、日本代表になっていくには『再帰関数』と『漸化式』を完全に理解し、これを道具としてコーディングできなければなりません。
そして、これらの道具を利用してマスタすべき2分野が『動的計画法』と『グラフアルゴリズム』です。
これを基本から段階を踏んで完全に理解し、自由に使用できるようにならなくてはならないということです。
例えば、漸化式を理解するにも、初歩から階段を登るように理解しては利用するという風にステップアップしていかないと、二次予選の四問め以降の課題を作れません。
そうなると、以前からある『プログラミングコンテンスト チャレンジブック』が、説明不足は同じですが、理解もしやすくやはり一番の受験参考書であるといえるでしょう。
受験勉強は、この2冊と『JOI 公式テキスト Pythonで問題解決』が難易度順に問題が並んでいるので、合計3冊を有効に活用しながら学習を進めるのが現時点ではベストだと考えて指導しています。
札幌WEBプログラミンングスクールでは実戦レベルの学習指導を、これらの参考書とネット上の教材やオリジナル教材も併用して進めています!
受験はC,C++言語とPython言語のどちらを選択すべきか?
Python言語で受験する場合、問題点は本選がC,C++言語での受験となる事です。
さらに、ほとんどの受験対策参考がC,C++言語で記述されていることもネックとなります。
また、今までの過去問の公表された正解プログラムや受験生が作った解答プログラムがやはりC,C++言語で書かれていることです。
ですので、標準となるカリキュラムでは、まずC,C++言語より圧倒的に易しいPython言語のクラスのところまで短期間でマスタしてもらった後に、C,C++言語の基本文法を完全にマスタしてもらい、その後に受験対策テキストの演習に移って行きます。
Python言語の途中で、札プロのプログラミング指導の中核となっているプログラムの設計図である流れ図=フローチャートの学習をしていただきます。
Python言語の学習の初めから、Python言語によって書かれた『JOI 公式テキスト Pythonで問題解決』の演習も並行して学習していただきます。
幸い、このテキストの全課題と解答はネット上に公開されているので、手軽に利用できます。
両言語ともに、すでにある程度学習が進んでいる方は、実力チェックのためプログラム作成課題を解いていただいて、到達度を確認しその方の実力に合わせて基本文法の学習をしてもらいます。
受講形態は通学またはSkypeによるTV電話授業で1回80分、家庭教師と同じような1対1の個別指導です。
本格的にオンライン授業や通学でPython言語、C言語・C++言語のプログラミングを基礎からしっかり学習できるスクールは全国でもほとんどありません。
情報オリンピックを目指す中学生・高校生の皆さん。
高校生にBASIC言語・COBOL言語プログラミング指導をして30年、C,C++言語プログラミングの指導に20年以上の実績があり信頼性の高い札プロの無料体験授業を是非受講してみて下さい。
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情報オリンピックの成績は大学の特別推薦入試の推薦条件となっています
対象大学一覧と主な大学の推薦条件はこちらをご覧下さい