プログラミングは中学生から学び始めると将来大きな成果を得られる可能性が高くなる。

たのしくまなぶPythonプログラミング図鑑 今日は。

 札プロの横田です。

 札幌は12月にいきなり雪が降って、1月は例年になりドカ雪です。ドカ雪だけでなく寒いですね、本当に。

 12月には絶望的だったスキー場の経営者さんもほっとしていると思います。良かったですね。

 さて今日は「プログラミングは中学生から学び始めると将来大きな成果を得られる可能性が高くなる。」というお話です。

 以前読んだ文献は見つけられませんでしたが、実はこのことはアメリカの教育学者の研究でだいぶ前に実証されています。

 以前も紹介した『ハッカーと画家』という本にも書いてありますが、この30年で大富豪になった人のほとんどがプログラミングの習熟者、いわゆるハッカーと呼ばれる人です。

 この30年で成功した起業家で自らプログラミングを出来ない人もおられますが、孫正義さんや楽天の三木谷浩史さんのようにやはりIT分野で起業しています。

 ハッカー創業者の具体例をあげるとマイクロソフトのビル・ゲイツとポール・アレン、Facebookのザッガーバーグ、Appleのスティーブ・ヴォズニアック、Googleのラリー・ペイジとセルゲー・ブリン、Amazonのジェフ・ベゾス。

 きりがないのでこの辺で止めておきますが、なぜそうなのかと考えてみると、確か三木谷さんがいっていましたが「これからの起業家は自身もプログラマである方が良い。起業して早期に作りたいシステム(プログラム)を自由自在に作れるから」ということが理由のひとつだと思います。

 ザッガーバーグも最初は自分でシステムを作りましたから。

 さて、ではなぜビル・ゲイツやザッガーバーグのようになぜ中学生から学ぶと良いのか?

 これは中学受験の勉強がほとんどの場合小学4年生の後半から始められることでも分かるように、心理学者のピアジェが提唱したように、この頃から心理学者のピアジェが提唱した形式的操作に入ることが一つの理由でしょう。

 簡単に言うと、それまで数を数えたりするにもリンゴなどの具体的な物を思い浮かべて行うのに対し抽象的な数そのものを操作して答を出せるようになるということです。

 もっと分かりやすくいうと論理的な思考能力が確立してくるということです。

 だから難かしい算数の文章題なども解けるようなる。

 ゆえにプログラミングを学ぶ準備が整ってくる時期といえるでしょう。

 さらに、プログラミングを学ぶことによって、システム思考というものが身に染みるように身に付くことが大きいと思います。

 システム思考とは、今の自分や社会が直面している問題点や課題、目的が何かに気付き、それを解決するためのシステム(構造物・建築物・模型)を作りだす力です。

10歳でプログラミングを学んでゲーム三昧だったジェフ・ベゾス

Invent & Wander──ジェフ・ベゾス Collected Writings具体例をあげましょう。ヘッジファンドに勤めていたジェフ・ベゾスは1993年に「インターネットの時代が来た!」と、1993年前後に気付きます。

 この前年に日本は土地バブルが崩壊し、日本にはインターネットがまだ無かったころです。

 次に「インターネットでの通信販売には巨大な可能性がある」ことにも気づきます。

 次に、販売するためのシステムにはどのような性能が必要で全体と各部分のつながり具合、仕組みはどのようなものかを脳裏に思い浮かべ図を描いてみたのです

 プログラミングはシステムです。

 ジェフ・ベゾスは小学校のころから物置のような部屋を自分専用の実験場にして色んな事を試していたそうです。

 プログラミングを学習すると、実務的なプログラムの作り方でシステム開発の手法を学びます。

 このシステム思考が身に付いた人間は、私もそうですが無意識のうちに何でもシステム思考で考えようとします

 似た意味の言葉にデザイン思考がありますが、このシステム思考を早期に身に付けることで非常に若い時に大きな事業を立ち上げる事ができるようになりますよね。

 ちなみに上の写真の新刊によれば、ジェフ・ベゾスは10歳で、学校では教師以下誰もコンピュータの使い方が分からない中、電話回線で大型コンピュータを借りて分厚いマニュアルを何人かの友人と読解してプログラミングを習得し、大型コンピュータに入っていたスタートレックなどのゲームに熱中していたそうです。

 

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