今回は、プログラミングにおけるコードとは何か、そして、Scratch(スクラッチ)とC言語やPython言語などのプログラミングを比較してみたいと思います。

スクラッチのような操作が簡単なビジュアルプログラミング言語と、C言語のような本物のプログラム開発言語との違い

ツリー図

まず、プログラミングにおけるコードとは何でしょうか

コードとはプログラムのことです。

C言語やPython言語などで作るプログラムを簡単な英単語で書きます。この英単語を予約語と言います。C言語プログラムのscanf()やprintf()などが予約語です。(※画像をクリックしてご覧ください

もちろん表示する文や文字には日本語も使えます。

この英単語を記号という意味でコードと呼びます。

なぜコードと呼ぶかというと右のツリー図を見て下さい。ある組織、例えば江戸幕府や中央官庁の組織図を記号と線を使ってツリー図で表すことができますね。(※画像をクリックしてご覧ください

このツリー図はコードの吊るされた電球を思わせます。

そこから記号のことをコード=codeと呼ぶようになったのです。

これらは文章なので最近では図のようなスクラッチのプログラムを区別して、テキストコードと呼んだりしています。

スクラッチとは何でしょうか?

スクラッチのような図形を組み合わせてプログラムを作るソフトのことを操作が簡単なのでビジュアルプログラミング言語とも呼んでいます

それではScratch(スクラッチ)のような捜査が簡単なビジュアルプログラミング言語と、C言語のような本物のプログラム開発言語との違いを見てみましょう。

Scratch(スクラッチ)は、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボが開発した教育用の操作が簡単なビジュアルプログラミング言語です

スクラッチでは、色や形で区別されたブロックを組み合わせて、キャラクターや背景を動かしたり、音や声を出したりすることができます。 スクラッチは、テキストではなくグラフィカルなインターフェースでプログラムを作ることができるため、初心者でも直感的に操作できます。

一方、C言語は、1972年に米国AT&T社の研究所で開発された本物のプログラム開発言語です。

スクラッチのような操作が簡単なビジュアルプログラミング言語とC言語のような本物のプログラム開発言語との違いは、以下のようにまとめられます。

  1. スクラッチは、ブロックを組み合わせるだけでプログラムができるので、初心者でも簡単に作れます。

    C言語は、テキストでコードを書く必要があるので、初心者には難しいかもしれません。

  2. スクラッチは、教育用の操作が簡単なビジュアルプログラミング言語なので、実務のソフトウェア制作では使われません。

    C言語は、実務のプログラム開発言語なので、多くのソフトウェアやアプリの開発に使われています。

  3. スクラッチは、グラフィカルなインターフェース(操作画面)でプログラムを作るので、見た目が分かりやすく楽しいです。

    C言語は、テキストでコードを書くので、見た目は地味ですが、自由度が高く表現力が豊かです。

C言語についての詳しい説明

C言語は、1972年に米国AT&T社の研究所でデニス・リッチーという人が開発したプログラム開発言語です。 C言語は、UNIXというオペレーティングシステム(OS)を作るために作られました。

OSとはWindowsのような、コンピュータの基本的な動作を管理するソフトウェアのことです。

C言語は、UNIXというOSを作るために作られたということからも分かるように、コンピュータと密接に関係したプログラミング言語です。

C言語では、コンピュータのハードウェアやメモリなどの低レベル(よりコンピュータの機械本体や心臓部分のCPUより)の部分に直接アクセスして操作することができます。

そのため、C言語は、高速で効率的なプログラムを作ることができます。

C言語は、WindowsやOfficeなどの有名なソフトウェアや、MacやiPhoneなどのアプリも基本的にC言語とその拡張版であるC++言語で作られています。

C言語登場以降のJava言語や恐らくはPHP言語、Python言語も、プログラム開発の世界で標準語といってもいいでしょう。

 私はあらゆるプログラム開発言語の中でC言語が一番好きです。

 万能であり、出来ない事があれば関数やクラスといった部品プログラムを作れば出来るようになるし、長いプログラムでもとても見やすくすっきりしたプログラムになるからです。

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小学校高学年のうちはスクラッチから始めて、徐々にC言語やPython言語などの本物のプログラム開発言語に移行していきます。

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