スタンフォード大学院の教授であるティナ・シーリングは、創造力を伸ばし発揮するための授業や、起業できるようにするための授業を行っています。
彼女は、創造力は生まれつきのものではなく、訓練や練習で向上できるスキルだと考えています。
そのために、彼女はインベンションサイクルというフレームワークを提唱しています。
インベンションサイクルは「想像力」を起点に、「クリエイティビティ」「イノベーション」を経て「起業家精神」を発揮する。シーリグ教授は、この一連のサイクルを「インベンション・サイクル」と呼んでいます。それぞれの意味するところは、以下の通りです。
- 「想像力」…存在していないものをイメージする力
- 「クリエイティビティ」…想像力を駆使して課題を解決する力
- 「イノベーション」…クリエイティビティを発揮して独創的な解決策を編み出すこと
- 「起業家精神」…イノベーションを活用してユニークなアイデアを形にし、ほかの人たちの想像力をかきたてること
札幌WEBプログラミングスクールでは、小中高校生コースの『創造力育成講座 良いアイデアの出し方』で、ティナ・シーリングのインベンションサイクルに基づいた授業を全員に受講してもらっています。
この授業では、以下のような内容を学んでいます。
創造するためには、まずはたくさんのアイデアを短時間で出せるようならなくてはいけない
孫正義さんは、カリフォルニア大学時代、毎日200のビジネスアイデアを出す事を日課にしていて、最終的に日英翻訳機を大学の教官に作ってもらい、家電メーカーのシャープに1億円で売ることに成功しています。
『創造力育成講座 良いアイデアの出し方』であオズボーンのブレーンストーミングのようにとにかくたくさんのアイデアを出すことの重要性を認識し、実際にこちらで出した課題についてのアイデアをたくさん出してもらいます。
課題1: 新しい今までになかったたい焼きのレシピを考えなさい。
課題2: ティナ・シーリングのインベンションサイクルについて、ネットで調べて説明文を送ってきてください。
課題3: 新しい桃太郎の物語を3つ作りなさい。
ティナ教授は創造(create)の中心に想像力(Imagination)を据えています。
『創造力育成講座 良いアイデアの出し方』では、このようにして小中高校生コースの小学校高学年以上の生徒さん全員に数回に1回の割合で学んでもらっています。
この授業の目的は、生徒さんたちが自分の可能性や能力を広げることです。将来的には、生徒さんたちが自分の思いや夢を実現するための手段や方法を見つけることができるようになることを期待しています。