『猪子さん、マッキンゼーは嫌いですか?』からの抜粋記事です。

猪子:たとえば、もし靴のECをやっていなかったとして、「いちばん好きな靴のブランドの新作を発表する」って言われたら、見に行きます?

田中:うーん……行かないですね。

猪子:見に行かないでしょ? でもコビト、見に行きたくないですか?

田中:ああ、行きたいです! さっきチラッと作品を別室で見せてもらいました。

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猪子:つまり、第1ステップとして産業区分がなくなり、すべてのビジネス領域はデジタルテクノロジーの固まりになります、と。第2ステップとして、そうなった瞬間、テクノロジーは共有スピードが激しすぎて、競争の差異を生みにくくなります。
第3ステップとして、究極的にすべてのビジネスは、企業そのものやプロダクトなり、サービス、つまりビジネスのアウトプットがアートでないと生き残れなくなります。

田中:なるほど。

猪子:で、20世紀まではアートとビジネスは遠い存在だったけど、21世紀のもうちょっと先に進んでいくと、アートじゃないとビジネスとして成り立たなくなる時代が来ると思うんだ。

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