札プロでは小学校高学年からプログラミングやロボットプログラミングの授業と並行して『新しい革新的なアイデアを思い付けるようになる』方法を指導する授業をほぼ全員に行っています。
これは札プロを経営する私、横田昌彦が日本を代表する現代美術のギャラリストから『村上隆と並ぶ世界第一級の実力の持ち主』と高い評価を得ている現代美術家であることが大きいです。
何事もそれを実際に出来る人間でなければ本当の指導は出来ませんよね。
創造の方法は、創造できる人間にしか分かりません。
時代は答の決まった課題に期待通りの答を出す人間から創造力のある人間が活躍する時代となっています。
創造力とは直面する自分や社会の課題に敏感となり、想像力を駆使して解決策を見つけ出す力です。
スタンフォード大学起業論の教授であるティナ・シーリングは『創造とは芸術作品の創作や科学の発明・発見に限らない』と言っています。
- 起業で成功する事
- お母さんがお弁当のおかずで『蛸さんウィンナーを』発明すること
- 新しい革新的な教育方法を考え付くことも
- 効果的なコロナ感染対策をすること
- 巧みな外交戦略を思いつくこと
これらは全て創造力の発露です。
ティナ・シーリング他、世界の創造力開発を研究している科学者によれば、創造力は幼少期より計画的に教育する事により伸長していくことが証明されています。
シーリングは創造力の革新を『想像力・空想力』であると言っています。
優れた小説も、映画の脚本もポピュラーミュージックの作詞も、優れたビジネスモデルも、全て制作する人間のたくましい想像力から生まれてきます。
新しいアイデア・革新とはそれまで無関係と思われていた異種のものの新しい組み合わせである
ところで、 『より優れた創造をする方法』、つまり『新しいアイデアを思いつく方法』はもう何十年も前から、その手法とトレーニング方法が確立されています。
その最も有名な古典がジェームス W.ヤングの『アイデアの作り方』という著書で、札プロの授業でも頻繁に利用しています。
ヤングは『革新的なアイデア=イノベーション』とは何かということを簡潔に定義づけました。
新しいアイデア・革新とは「それまで無関係と思われていた異種のものの新しい組み合わせである」というものです。
例えばihoneは携帯電話とパソコンの融合であり、アンパンは和菓子のあんと西洋のパンを組み合わせたもので銀座の木村屋さんが発明しました。
孫正義さんはカリフォルニア大学時代、1日に200の金儲けのアイデアを出した
また、アイデア創出のための有力な方法に、オズボーンのブレーン・ストーミングがあります。
これはある課題にたいして、良い悪いの評価を後回しにして短期間でとにかく大量のアイデアを思い浮かべるというものです。
ところで受験勉強のような一方的な押し付け授業は創造力の発揮を阻害する事が欧米の大学の研究で分かっています。
日本の高級官僚や政治家の無能さ、その想像力と企画実行力の無さをみていると説得力がありますよね。
学校の勉強で鍛える能力を収束的思考、創造的思考を発散的思考といいます。
創造力のあるTYPEの人間を山口周氏はNEW TYPEと呼んでいます。
札プロはこの拡散的思考を育成する授業を実践しています。
収束的思考 | 拡散的思考 |
---|---|
|
|