今日は。
札幌WEBプログラミングスクールの横田です。
先日、2018年に入会されずっとご兄弟で通学されている札幌国際情報高校2年生の男子生徒さんが、新たに必修科目となった『情報Ⅰ』の定期テストで100点満点を取られました。
おめでとうございます。
クラスの平均点は55点ぐらいとのことです。
札プロでは今までC言語とPython言語を習得しており、高校の『情報 』対策の授業は特に何もしておりません。
プログラミングだけでなく、レゴのロボット操作やパソコンによる作曲、イラスト作成、『創造力育成 良いアイデアの出し方講座』などコンピュータに関する幅広い知識・技術を体験していただく中で自然と高い実力が養われたのだと思います。
ご本人には「これだけ出来るのなら、共通テストの科目情報は楽勝だし、大学の推薦入試でも有利になると思うので、そちらの入試情報を詳しく調べてみたら良いよ」とお話しました。
こちらの生徒さんは、現在、自宅で札プロの『経産省 基本情報技術者試験 午前範囲』の教材を独習していただておりますが、合格するのも時間の問題だと思います。
このように、早期にコンピュータに関する幅広い知識・技術を学び、どんどん高度な資格試験を取得していくと、やはり、人生がどんどん良い方向に変わっていくと思います。
小中高校生の皆さん、札幌WEBプログラミングスクールの小中高校生コースは全国どこでもオンラインで受講可能です。
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補足です 札幌国際情報高校設立の経緯と北海道の高校商業科の現状について
こちらの生徒さんが通学する札幌国際情報高校についての情報をお伝えてしますね。
実は私は大学を卒業してすぐに就職したのが道立高校への商業科なので、この高校が出来た経緯について多少なりとも詳しいのでお話しますね。
私が教員になった1985年は、その前から全国的に普通科志向、大学進学志向になっていきました。
そこで、普通科に進学する札幌市の優秀な学生にできるだけたくさん、商業科と工業科に来てほしいということで、2科を一緒にした札幌国際情報高校が出来たのです。
その頃、北海道の商業科と工業科では初心者用BASIC言語と金融関係のATMシステムなどを作るCOBOL言語を教えていました。
ところが、土地バブル崩壊とともに、銀行が多額の不良債権を抱え込み、ATMシステムの更新にお金を出せなくなり、COBOL言語によるプログラミングの仕事は激減します。
代わって台頭したのがCMのCGなどを制作するのに使用するC言語なのですね。
C言語を、ほとんどの商業科教員は難かしく感じたのでしょう。習得できなかったのです。
それで、札幌市の商業高校でも授業でプログラムを教えることを一切止め、代わりにWORDとEXCELを教えたのです。
それでも、何とか札幌国際情報高校は『経産省 基本情報技術者試験』に合格者を出すためにも、C言語を習得できる見込みのある商業科、工業科教員を集めたのだと思いますが、北海道の公立高校の人事異動はそんなに単純なものではありません。
プログラミングが出来るからすぐに札幌の高校へ転勤などという話にはすんなり行かないでしょう。
それでも、最近まで、数名は基本情報技術者試験に合格者を出しているようですが、詳細は全く分かりません。
なぜ、商業科教員がC言語を習得できなかったのか?
私が赴任した高校の商業科教員で国立大学卒は私一人で、後は全員、札幌の私立大学卒だったのです。
全道でもこの事情は同じでした。
つまり、数理的に高度な知識を独力で習得する力は、教員が卒業した大学の入試偏差値に比例するのですね。
経過を見ていいてもそうですから。
結局、そんな教育現場にいつまでの私が勤務するのは今振り返ってみても無理がありました。
担当する生徒や他の教員とのレベルが違い過ぎたのです。
これからは、生成系AI開発や半導体=集積回路製造の時代に入り求められるコンピュータ関連の知識・技術はどんどん高度化します。
ですので、対応できる高等専門学校ではない高校で、高度なプログラミングを指導できる教員はほぼいなくなる。というより現時点でいないと思います/strong>。
気が付いたら、そのプログラミグなどの指導を私が起業して引き受ける状況になっており、情報オリンピック受験対策の学習を希望して全国のレベルの高い中高校生が札幌WEBプログラミングスクールで学んでいます。
まさに、人生、色々ですよね(笑)