先日ヒューマンアカデミーのフランチャイズ担当責任者の方からヒューマンアカデミーのロボット教室についての説明をお聴きする機会がありました。
質疑応答の時に色々と語り合いましたが、結局「今の年少や小中学生のお子さんを持つ両親の考える、子供に身につけさせたい能力や、やらせたい習い事が以前とは違ってきているのだろう」という結論になりました。
今のご両親は東大や慶応などの有名大学に入学させればまずは一上がり。などとは考えていないようです。
結局、『創造力や問題解決の力があり英語力があって海外でも生きていける人間になってほしい』と願っているようです。
ですからさせたい習い事の一位は学習塾でなくプログラミングスクールであり、それと同時に英会話が続いています。
担当者の方も「大学入試も記憶力重視から総合的な思考力・判断力重視に変わって来ていますからね」と話していました。
私はプロの画家=アーティストでもあるのですが、小学校に入学する前は誕生日と言えば透明な色のブロックを買ってもらい年中ブロック工作をしていました。
おもちゃをどんどん買ってもらえる家庭では無かったので、買いたい零戦の模型や、ウルトラマンの人形の代わりにこれらをブロックでっそれらの代用品を作って遊んでいたのです。
さらにとにかく絵を描く子供だったので、3か月に1度、小学校の教員だった父が学校からB4版の画用紙1〆(おそらく500枚の束)を持って来てくれたので、ギターペイントのクレヨンで父母の顔や近くの山や昆虫、電車、虎や象などの動物などあらゆるものを描きまくっていました。
ゴムでプロペラが動く模型飛行機などが大好きで、父にせがんで買ってもらっては父に作ってもらい飛ばして遊んでいました。
これらの活動は雨の日に行い、晴れの日は春夏秋は虫取り、冬はスキーとソリで遊んでいました。
小学2年生の時に、電子ブロックと学研のロボットによく似たロボットの玩具が発売になり、かなり派手にTVでCMを打っていました。
私はそれが欲しくてほしくてたまらず、クリスマスにサンタが贈ってくれるように祈っていました。
結局サンタさんがくれたのは切ない事にそのロボット教材の一番安いセットでした。
今、ロボット教室が幼稚園年少や小学生に受けているのはこれらのロボットは私の時の電子ブロックやロボット玩具と同じように魅力的に映っているからでしょう。
結局、ロボットという物造りを通して、エンジニアリングマインド、つまり物造りへの情熱を感じて欲しいからだと思います。
同時に柔軟な頭脳を作り、創造力ある大人になってほしいと願っているからに違いありません。
では、なぜ私の両親のように買ってあげて後は本人に任せるようにしないのでしょう?
もちろん、そうしているご家庭もあると思います。
しかし、多忙などで子供の面倒を見てあげられないとか、親でなく第三者に褒めてもらう経験を得させたい。格闘ロボットなどで他の子と競わせより面白みを感じてほしいなど色んな理由で通わせるのだと思います。
しかし、それ以上に当のお子さんがロボットを作りたいのだと思います
かつての私のように。