スタンフォード・オンライン・ハイスクールの実践から札幌WEBプログラミングスクールが学ぶこと スタンフォード・オンライン・ハイスクール(Stanford Online High School)は、世界最高峰の大学の一つであるスタンフォード大学が運営するオンライン高校です。

 設立以来20年以上にわたり全米トップクラスの評価を受け、2020年には全米No.1のCollege Prep Schoolに選ばれました。また2026年には、

* アメリカのベスト私立オンライン高校 第4位
* カリフォルニア州ベスト私立オンライン高校 第1位

という高い評価を受けています。

 では、この学校の教育は何が優れているのでしょうか。

 札幌WEBプログラミングスクールでは、その特徴は次の7点にあると考えています。

  • 反転授業による主体的な学習
  • アクティブラーニング中心の授業
  • 大学ゼミ形式の少人数ライブディスカッション
  • 大学教官レベルの教師陣
  • 学年に縛られない先取り学習
  • 哲学を教育の中心に据えていること
  • 教師自身がロールモデル(模範)となる教育

 スタンフォードオンラインハイスクールの最大の特徴は、「反転授業・アクティブラーニング・少人数ゼミ・哲学教育」を核とし、単なる受験対策ではなく、“大学レベルの本物の学問”を高校段階から実践している点にあります。

 生徒が自ら問いを立て、議論し、エビデンス(証拠・裏付け)に基づいて思考する力を養う教育設計が徹底されています

以下、その具体的な内容です。

スタンフォードオンラインハイスクールの教育実践

特徴① 反転授業

 学生はまず、授業準備として読書課題、録画講義、感想文、自習教材などの自主学習教材を与えられます。
この準備段階では、自立心や自己規律といった自己管理能力が求められます。

 1科目につき週2回程度のオンライン授業では、予習内容について質疑応答やディスカッションを行い、理解を深めます。
授業ではディスカッションやグループワークなどの双方向的な活動を通して、教師や他の学生と積極的に交流することが期待されます。

 これはハーバード・ビジネス・スクールなどで伝統的に採用されてきた授業スタイルです

特徴② アクティブラーニング

 生徒が自ら学ぶことを重視します。

 教師は質問対応やディスカッションの司会・サポートを担います。

特徴③ 少人数ゼミ形式

 大学のゼミと同様に、1クラス10人から16人の少人数によるライブディスカッション授業を実施しています。

 大学においても少人数ゼミは非常に重要です。大講義室での講義により教師の見識を吸収しつつ、 自分の意見が論理的に矛盾していないか、また否定しようのない証拠(エビデンス)があるかを、教師がレフリーとなってディベートを行い、真実を探究するトレーニングだからです。

特徴④ 教師の質

 教師は大学教官レベルであり、講師はスタンフォード大、ハーバード大、MITなどの名門大学で、教育学・物理学・数学・文学などを修了した人材です。

 約65%が博士号取得者です。

 目標は、単なる全米・全英の大学進学資格の取得ではありません。

 それをはるかに超え、大学で行う本物の学問を学ぶことで、全米トップレベルの進学率と学力を実現することです。

特徴⑤ 先取り学習

各科目の授業は学年に関係なく、自分のレベルに合わせて受講します。

特徴⑥ 哲学教育が中心


 教育の中心には、大学と同様の哲学教育があります

 これを全学年で基礎から応用まで一貫して学びます。

 では、哲学とは何か

 私が佛教大学の通信教育で『哲学概論 Ⅰ』で学んだ定義はこうです!

 ソクラテスの「無知の知」に始まり、自分が無知であることを知ることです。

「知っている」とは、絶対確実な証拠を手に入れることです。

 哲学とは、自分が知りたいことを明確にし、その真実、すなわち疑いようのない確実な証拠を手に入れる営みです

 この真実とその活用を「知恵=上智(ソフィア)」といい、知恵を愛することが哲学(フィロソフィア)です。

 上智大学の名称や、在校生が「ソフィア」と呼ばれるのもここに由来します。

 大学とは、哲学を学び実践する場です。

 すべての分野を一人で扱うことはできないため、アリストテレスが学問を分野ごとに分けました。

 物理学、生物学、天文学、医学などです。これが科学です

 そのため、欧米でも日本でも、学部4年を修了すると「学士(Bachelor of Arts / Science)」、 修士課程の後、博士課程で論文が認められると「博士(Doctor of Philosophy, PhD)」の称号が与えられます。

哲学と人文教養の重要性

 固定化されたステレオタイプの価値観という「家畜小屋」や「牢獄」から抜け出し、広い視野と自由な想像力を得ることができます。

 学習とは本来、哲学することです。

 これを理解していない教師が指導すると、教育は詰め込みや収束的思考の訓練に偏り、受験勉強のようなものになってしまいます。

スタンフォードオンラインハイスクールの哲学の定義

 このスクールは、世界的な起業家を多数輩出してきたスタンフォード大学が運営していることもあり、イノベーション、すなわち革新的な発明・発見ができる人材の育成を目指しています。

 そのため、既存のステレオタイプの価値観(多くの人が正しいと信じている制度や常識)を疑い、それを打ち破って社会を変えることが期待されています。

 例えば、スタンフォードの卒業生であるGoogleのセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、PayPalを創業したピーター・ティールらは、「IT起業」という新たなビジネスで、石油産業、軍産複合体、国際金融資本、投資銀行、医師や大学研究者の権威といった既存の枠組みを打ち破りました。

 スタンフォードオンラインハイスクールの哲学の定義は次の通りです。

 「哲学の営みの中核は、物事の根本や前提を問い直して考察することにあります。

 哲学によって、現在のものの見方や考える枠組みから自分を解き放ち、急速に変化する社会の中で、
ゆるぎない自分の価値観を模索していく力を身につけること。」

教師がロールモデル(模範)であること

 サンデーモーニングで寺島実郎氏が「今の若者にはロールモデルがいない」と述べていましたが、現代社会では政治家や官僚、マスコミなどに対する不信もあり、模範となる存在が見えにくくなっています。

 その中で、スタンフォードオンラインスクールの教師は、自らがロールモデルであるべきだと考えています。

 生徒に身につけてほしい生活習慣があれば、自らもそれを実践し、模範としてふさわしくない習慣は断ち切る努力をする必要があるとされています。

学習塾のカリキュラム・指導方法で成績は上がるのか?

 札幌WEBプログラミングスクールの横田昌彦は、2000年頃まで11年間、月寒東で小中学生対象の個別指導塾「横田進学教室」を経営していました。

 高校合格率100%を約10年間継続し、つまずいたところに戻る「後戻り学習」の先駆けでもありました。

 その経験から、最近の学習塾のチラシを見て感じるのは、「成績を上げます」として学校科目の学習にひたすら取り組むだけで、本当に成績が上がるのかという疑問です。

 札プロでも参考にしているPrismaのプロジェクト解決型学習では、課題解決のために複数の科目を実際に活用します

 その中で各科目の価値を実感し、強い興味を持ち、ネットやAIを使って主体的に学ぶことで、結果として科目学習が好きになり、成績が上がると考えています

 簡単に言えば、従来の学習塾の勉強は「苦行」です。

 一方、プロジェクト型・課題解決型学習は「ゲーム」であり「実践」です。

 これは、ある著名な海外の数学者が「日本の数学教育は、練習ばかりして一度も試合をしないスポーツのようだ」
と述べたことと同じ意味です。

 これでは、その科目の本当の面白さは分かりません。

 札プロでは、このプロジェクト課題解決学習を、日々の授業で実践しています

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