今日は。
札プロの横田です。
前回は2025年の共通デストで『情報』が選択できるようになることを解説しましたね。
今回はぞの続きで2021年5月24日の朝日新聞朝刊に、
「2025年国立大学入試に『情報』を必修とする案を国立大学協会入試委員会が検討。入試は6教科8科目になるか?」
という記事が載りました。
これは『情報』を英語や数学などの主要5教科に加えるということです。
理由は、まず2018年に政府が公表した成長戦略で
「義務教育終了段階での高い理数能力を、文系・理系を問わず大学入学以降も伸ばしていけるよう、大学入学共通テストで基礎的な科目として情報Ⅰを追加する」
との方向性を打ち出し、大学入試センターが25年に『情報』が選択可能とうなる方針を打ち出したその流れを汲んてのことです。
◆国大協入試委員の議論
25年の共通テストで出題される「情報」の扱いをめぐっては現在、国立大学協会(国大協)で議論が進んでいますが「国を挙げてデジタルと言っている時に、入試にいれないのは違う」という意見を言った必須化推進派の委員が多くいたということです。
反対派は「生徒の学習環境がまだ整っていない」と懸念をしめしているそうです。
国大協は11月にも方針を決めるそうですが、 全国高校長協会の前会長で、共同調査の助言役を務める萩原聡・東京都立西高校長は共通テストでの扱いについて
「初年度は既卒者の扱いも課題となるので、全員に課すのは現実的ではない。情報の力を必要とする学部学科だけにしぼってほしい」と訴えています。
一方、全国の情報科教員らの研究会が参加する全国高校情報教育研究会の福原利信会長(都立田園調布高校長)は8月の全国大会で、共通テストで「情報」の試験が確実に実施できるよう「積極的に活動を推進する」と意気込みを述べた。
関東のある国立大は今回の調査に対し、共通テストでは課す方向だと回答する一方、個別試験では「検討中」とした。「個別試験で課した場合、問題作成ができるか不安」と手探りの状況であることを明かしたそうです。